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2012日本商品直送in中国

 日本商品を売り込む大規模な展示会「2012日本商品直送in中国」が8月24日~26日にわたって、上海展覧センターにて開催されました。この展示会は、ジェーシーヒア(株)、森ビル都市計画(株)、進栄物産(株)、(株)リトリーブが企画したもので、約120の企業や団体が出展し、特産品、工芸品、美容、健康、化粧品、生活雑貨、電化製品、ファッション、 食品、飲料品関連、旅行観光関連、不動産、学校関連等約25,000種類の商品が展示されました。展示会場内は、直送ブランド還元館、ファッション館、美容健康館、アニメ館、特産工芸館、観光インバウンド館、生活インテリア館、食品飲料館、不動産館、留学館に分けて設けてあり、来場者にわかりやすく仕切られていました。

 

 日本観光庁の調査資料によると、2011年度中国本土から日本への観光客による消費総額は1,964億円(外国人観光客全体の四分の一)で1位となりました。また、2012年4月‐6月の調査結果から見ると、中国観光客の98.1%が買い物をしています。さらに、一人当たりの平均購買金額は123,170円であり、お菓子、食料品、酒、タバコ、カメラ、時計、電気製品、化粧品、かばん、靴、服、医薬品、工芸品、マンガ、アニメ関連商品等を購入するとのことです。中国の膨大な消費需要は、日本のメーカーにとっては無視できなくなっております。

 

 そうしたことからも上海にいながらも日本製品を手に入れることができる「日本商品直送展」は多くの来場者で賑わい、開催日の24日は平日にも拘わらず開場前から100人以上が行列をつくっていたそうです。2012年3月に開催された第1回の開催では5万人近くの来場者が集まり、展覧会場外広場を一周する長い列ができ入場を規制する程でした。中国人にも馴染んできた焼き鳥、焼きそば、たこ焼などの食品や和風の小物類、旅行商品、なかでもアニメ関係は特に人気を集め、アニメ館では一時立入禁止になったほど来場者が殺到したそうです。日本文化が中国の若者年齢層を中心にかなり浸透していることが伺えました。

 

直送ブランド還元館

 

食品飲料館

 

アニメ館

 

出所:JNTO、展示会HPなど