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上海世界観光資源博覧会(WTF)へ出展しました

 2011年5月12日から15日にかけて上海市中心部にある上海展覧中心において「上海世界観光資源博覧会(以下WTF)」が開催されました。茨城県上海事務所では昨年に引き続きブースを出展し、春秋航空と協力しあって、茨城空港利用促進と元気で安全な茨城県の紹介を中心としたPR活動を行いました。

 WTFは、上海市旅遊局及びVNU欧州展覧グループが共同主催し、2004年から開催されており今年で8回目となりました。中国長江デルタ地域では最も影響力のある旅行資源博覧会となっており、今年は45余りの国と地域から500余りの団体が出展しました。開催期間中、昨年の15,000人を大きく上回る延べ21,000人の参観者が来場し、そのうち6,000人が業界とプレス関係者でした。また、会場での旅行商品販売の総売上は750万元(約9,400万円)に達し、中国人の旅行に対する旺盛な需要がみられました。日本の観光PRエリアでは、日本政府観光局(JNTO)はじめ、在上海の自治体事務所等が出展し日本への観光を積極的にPRしました。

 3月11日に発生した東日本大震災は中国国内でも連日報道され、訪日旅行について中国国家旅遊局より3月15日付で渡航自粛勧告が出されるなどがあって、中国人訪日観光への影響は大きなものがありました。しかしながら、4月29日には中国国家旅遊局より渡航自粛を緩和する旨の通知がなされ、中国各地で訪日旅行の再開に向けた動きが広まるなど、事態は改善してきています。

 そうした中で、茨城県上海事務所では「元気です!安全です!茨城」をテーマに出展し、被災についての上海市政府をはじめ各方面の中国の方々からの心温まるお見舞いや応援メッセージに対するお礼と、茨城県の安全と安心を伝えるために観光パンフレット等を配布しながらPR活動を行いました。活動へのマスメディアの注目度は高く、日系テレビの上海支局をはじめ中国メディアの取材もあり、上海のニュース番組でも博覧会の様子が放映されました。開催期間中は多くの来場者で賑わい、我々も用意した観光パンフレット1,500部は全て配布し、本県ブースへの来訪者数は昨年以上に感じられました。

 こうした観光PR活動により、中国において直接中国人へPRすることで日本の安全・安心をよりよく理解してもらい、中国人訪日観光客をより多く茨城へ誘いたいと考えております。

茨城県上海事務所の出展ブース

茨城県に関心を示す来訪者

日本政府観光局(JNTO)のブース

来場者でにぎわう会場の様子