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南京視察会に参加しました

 2013年7月4日から5日にかけて、南京市投資促進委員会主催、日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所、上海日本商工クラブ共催による日系企業並びに日系企業支援機関向けの南京視察会が開催されました。

 南京市投資環境説明会では南京市の魅力、投資環境等についての説明を受けたほか、南京水遊城(南京アクアシティ)プロジェクト説明と施設内見学、新街口の中心的な商業施設である徳基広場の見学、開発区委員会訪問(南京江寧経済技術開発区、南京経済技術開発区)、日系企業工場視察、中国企業視察など内容盛りだくさんの視察でした。

1.南京市

 南京市は、中華人民共和国の副省級市で、江蘇省の省都です。総面積は約6,587㎢、総人口は約816万人、2012年の市のGDPは約7,200億元(前年比11.7%増、1元=16円換算で約11兆5,200億円)で、成長著しい江蘇省の省都として様々な企業が進出しています。

2.南京市投資環境説明会

 華副市長をはじめ、多くの関係者が出席し、南京市投資環境説明会が開催されました。

 南京市のGDPは、前述のとおり2012年に7,200億元に達しましたが、増加額は3年連続で1,000億元を超えており、2015年に1兆元を超えることを目標にしています。外資プロジェクトは2013年6月までに累計12,352件が許可され、契約上の外国資本は611億米ドルとなり、そのうち、実際に337億米ドルの外国資本投資がありました。南京市の当局からは日系企業に対しても大きな期待が寄せられています。

 南京市には国家級の開発区が4つ(ハイテク産業開発区、経済技術開発区、江寧経済技術開発区、化学工業園区)、省級の開発区が12あり、世界ベスト500の企業のうち、93企業が進出しています。主な産業は、自動車、電子、鉄鋼、石油化学、鉄鋼などですが、特に、スマートグリッド・電力自動化産業、ソフトウェアと情報サービス業、無線通信産業、バイオ医薬産業、新型ディスプレイ産業などの新興産業が発展しています。

 江寧開発区管理委員会からは、レンタル工場の1㎡あたりの単価は、200元/年間程度であり、小さい面積についても相談に乗るとの話がありました。

 


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