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筑波大学が上海中学で出前授業を実施しました

 2013年9月16日、筑波大学生命環境系の環境教育、水質、土壌、湖沼、廃棄物各分野の教授等が、中国で三指に入る高級中学(日本の高校に相当)を訪問し、環境保護のキャパシティービルディング(能力強化)、水質汚染、土壌汚染、湖沼汚染、廃棄物汚染等を中心とした汚染のメカニズムとその対策に関する出前授業を行いました。

 今回の出前授業は、上海中学側から筑波大学上海教育研究センターを通じて「環境教育」に係る高大連携の要請があり、それに対応して実現したものです。上海中学からは、これまで計14名の優秀な生徒が筑波大学生命環境学際コースに入学しています。

  出前授業に先立ち、上海中学の4組の生徒による環境に関する研究発表が行われました。生徒の発表や出前授業は英語で行われましたが、流暢な英語を話す生徒も多く、教育レベルの高さが窺えました。発表を終えた生徒は「良い機会をもらった。発表の準備には2週間程度かかった。緊張したが、発表を終えて自信になった。」と話し、発表後に筑波大の教授等からアドバイスを受けた生徒は、「有意義だった。とても参考になった。」と話していました。

  生徒の研究発表後には、筑波大学の教授等による出前授業があり、30名強の生徒が真剣な面持ちで受講しました。受講後には質疑応答が行われ、生徒からの質問に対し教授等が丁寧に回答していました。受講後、生徒からは「自分が掘り下げて勉強していない分野の話で、とても新鮮で有意義だった。」との話がありました。

 筑波大学中国事務所長である田中正同大名誉教授は、「日本の大学で海外の高校と連携するのは筑波大学が初めてである。他の大学からも注目されており、今後も継続したい。」と前向きに取り組む方針を示しました。

  筑波大学では、今回の出前授業のほか同大の上海教育研究センターを拠点とし、中国からの優秀な留学生を確保する取組みの一環として、SEND(Student Exchange Nippon Discovery)プログラムを開始しています。筑波大学から体育学専攻の学生が派遣され剣道の授業を行っているほか、筑波大学の卒業生が派遣され、筑波大学に入学予定の上海中学の生徒を対象に日本語の授業を行っています。

 茨城県上海事務所では、筑波大上海教育研究センターとも協力し、本県の国際交流の推進に努めてまいります。

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